たくさんのルートセッターが、変わったムーブ、奇抜なホールドの配置を試みています。
しかしこれらは罠であり、誘惑です。
基本のないままに変わったことを求めれば、課題やムーブは歪み、その歪みはそれを登るお客様に向かいます。
まずは変わったことをしようとしないこと。面白そうと言われなくてもいいのです。
普通のことを普通にやる。長期的にみて、あなたにとっても、お客様にとっても、それが最も良い選択なのです。
登る人たちの「言葉」ではなく「体」の反応をよく観察し、「普通」というものの難しさと奥深さを噛み締めながら、少しずつ上達していけばよいのです。
さあ、このホールドから始めましょう。
ルートセッティング、ホールドの基礎、あなたの新しい発見の第一歩です。